椅子製作・修理の動画をYoutubeにて公開中

椅子張りでは、一脚に釘を約2,000本打ち込みます。全て職人の手仕事です。長い時間をかけて作られた椅子は、長い間ご愛用いただけます。Youtubeにて公開しております、普段なかなか見られない椅子づくりの一部をご紹介いたします。

クラシックチェア製作

1.麻テープ引き・バネ吊り

麻テープ引きでは、麻テープを縦横に打ち付け、交互に網代に編んでいきます。引き板でテコの原理でピンとに張り、釘をジグザグに木の目が通らないように、必要最小限の数で打ち張っていきます。バネ吊りでは、バネをバネ糸で吊ります。どの材料もフランスから輸入しております。

2.ヘッシャンかぶせ 三角綴じ

ヘッシャンは、黄麻の厚手の生地のこと。布目が曲がらないようにたるまないようにピンと張り、蝋引きしたセル糸をバネを正三角に止めていいきます。

ヤシファイバーを椅子のクッション材として座面に詰めていきます。 充分にほぐし入れて、しっかりとしたクッションにします。 その上にヘッシャン(麻布)をかぶせ、仮止めをして、蝋引きしたセル糸を両刀針で上下に縫いさしして、くくり締めていきます。

4.ソク土手差し・下張り・綿入れ・上張り・仕上げ打ち

土手(芯のあるまわしの部分)を両刀針、貼り針、五寸針でさしていきます。その後、下張りでは詰め物を入れて下張り用布を貼り、綿を敷いて上張りし、最後は仕上げ打ちとして鋲やトリム(ブレード)で装飾します。

クラシックチェア張替え

一脚あたり約2,000本もの鋲を一つひとつ抜いていきます。

手作りの木槌とハガシという道具で釘タッカーを起こして抜いていきます。

生地を張替え後、再び鋲を打っていきます。抜いて曲がった鋲を打つのは至難の業ですが、修理前の風合いや思い入れが受け継がれます。

東京交差点 ONE MOMENT #273【100年持つ職人技とは?上柳征信】-上柳征信(椅子張り職人)

東京交差点 テレビ東京

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