今年は乾燥がすごいようです。
この乾燥、家具、椅子には厳しい環境です。
日本は特に湿気が多い時期があったり、エアコンを使ったりと椅子や家具にはハードな環境なのですが、特にこの冬の東京は雨が降らなかったりということで、乾燥しているようです。
そのせいか、木の水分が奪われてしまい、伸縮されて、接合部が割れてしまうケースをここのところ多く目にします。
ホゾがきちんと入っている椅子の場合ですと、割れてしまっているように見えてもぐらつきもないので、湿気が増えてくればゆっくりとふさがっていくでしょう。
木は呼吸してますから。
日本のお膳には、溝が切ってありますよね。
あれって、四季の環境の変化で木が動くことを計算して天板がある程度伸びたり縮んだり出来るように作られているのですよね。塗装で塗りかためたりせずに。
日本人の知恵ってすごいです。