椅子張りの基本といえば、いかに布目を曲げないかです。
とにかく、布目を曲げずに張る、それが椅子張りです。
前回の記事で、底張りの話をさせていただきました。
底張りは通気性の関係で非常に薄い生地を張ります。
この底張り、実は見習いが行うことが多いのです。
最後の仕上げを見習いが行って修行するわけです。
布目、簡単なように思うかもしれません。
ですが、はじめてだとなかなか難しいようです。
布目が曲がっていることが見えないようなのです。
張ったはいいが、布目が曲がりまくってしまっていたり。
さらに底張り布。
これが薄いことがさらに難しくさせます。
底張りが綺麗に布目を曲げずに張ることができてから、椅子張り修行のスタートになるのかもしれませんね。
と、今日は生意気なことを書いてしまいました。