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椅子張り製法4種
椅子製作過程
椅子張り製法4種類
馬毛
ふとん張り
ロココの技法

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ソク土手
天然素材を使った古典的なソク土手方式の製法

高品質高技能の椅子は100年経ってもその掛け心地はかわらないソク土手 椰子ファイバー 馬毛
1、この張り方は18世紀末期からの技法でフランス、ドイツでも最高級品のみの製作方法。

2、現代においては究極の技ともいえる高度の技能(手加工)であり、職人の長い経験が必要とされる。

3、この製作方法での耐久年数は使い方にも左右されるが、百数十年間使用されている椅子もあり、充分な耐久年数が可能である。張り地は品質の良い、飽きのこないものが好ましい。または、好みにあったセンスの良いものをじっくりと選ぶ必要がある。

4、ソク土手方式の製法で製作する
@ 麻の力布をアジロ編みで木枠に固定した上に、バラバネ(単独スプリング)をバネ糸で一つづつ一返しで結び、バネの弾力を適度に締め付ける。
 ・ バネ糸は黄麻(ジュート)の糸に蜜蝋を染み込ませたものであり、バネの錆、麻糸の毛羽立ち等を防いでいる。
 ・ バラバネの個数は座面の大きさ等によって異なるが、アームレスチェアーで5〜6個位、アームチェアーで8〜12個位の目安である。  これは職人がそれぞれの経験によって、座面の硬さ、座り心地、使う人の希望などを考慮して決める。
 ・ バネの巻きは座面の木枠の深さにより5〜8巻きといったようにバネ(スプリング)の強さ、弾力を調整するためにその都度異なる。

A バラバネを固定した上にヘッシャンクロスをかぶせてから、椰子ファイバーを詰める。再度ヘッシャンをかぶせ、差し縫いで全体の整型(型作り)をする。型作りをソク土手という。
 ・椰子ファイバーは椰子の葉の繊維を縄状にし、”より”をかけて弾力を良くしたもの。油脂分が多く、バネの錆を防ぎ、摩擦でほこりを発生させず半永久的に使用できる。
 ・馬毛は馬のたてがみや尾の長い毛を縄状に加工して熱処理加工した撚りのかかったもの。
最高級品のみ使用する。

B クッション材として馬毛を入れ、綿ギャバ地で下張りし、千鳥からげをする。その上に上等の白綿を入れて張り上げる。 

C トリムで縁を仕上げる。昔はニカワで仕上げていたが、(日本では寒梅粉(カンバイコ)とういうモチのりの一種を使用) 現在は酢ビ系の接着剤を使う。
寒梅粉=米を氷らせ粉にしたもの。水にもどすとモチになる。

5、最初は静かに詰物がなじみ、2〜3年後からの掛け心地は半永久にかわらない。

1脚 80万円位しても、100年以上使用できる。

バラバネ二段差し土手方式の製法
ワラ土手 二段ざし
1、明治になって日本に住む外国人が増え、椅子張り職人がその要求に応えるべく海外から持ち込まれた椅子を研究して、日本的に改良、工夫を重ねた。

2、当社の製品はこの製法によるもの(と上記、ソク土手)。クッション性の良さに加えてリーズナブルな価格である。

3、耐久年数は数十年は充分良いクッション性が保てる。大正末期に作られたものが現在でも使用されている。

4、製法
麻力布を張ってバラバネをバネ糸で固定するところまではソク土手方式と同じ。 
・ヘッシャンクロスをかぶせ、わらを入れた二段差し土手作業をして詰め物(パームファイバー)を入れて金巾で下張りする。 
・次にウレタン、綿を入れて張り上げる。 
・パームファイバーは椰子の実の皮。柔らかであたりがよい。

5、縁の仕上げは10cm内に10本の鋲を打って仕上げる。(鋲の隙間:1〜2mm)

1脚 40〜50万円 30〜50年快適に掛けられる

連結スプリング方式の製法
連結スプリング ワラ土手二段ざし
1、戦後、日本の生活様式の変化により、椅子の生活が主流となり、安く、丈夫で、良いものをという要求と、ある程度の量産の必要性から開発された製作方法。(バラバネを一つづつ返し結べでつなげるのには職人の技能と経験、さらに製作時間がかかる)

2、椅子の種類、座の深さなどを考慮に入れた上で、型どった鋼線の中にバネをクリップで連結固定する。綿をのせ、わら土手で型作りをし、ヘッシャンクロスをかぶせる。芝草、チップフォーム、ウレタンフォームを入れて張り込む。

3、縁の仕上げは連結飾り鋲(4個毎に鋲を打つ)は一見、一本づつ打つ場合と同じように見える。

1脚 15〜20万円 15〜20年
家庭はもちろん、主に営業用に適している

ウィヴィングテープ方式の製法
ウェビング ウィヴィング テープ ウレタン土手
1、もっとも現代的な張り方。製造時間が短縮され量産しやすい。 張り上がりから適度な掛け心地のもの。

2、ウィヴィングテープ(ゴムひもを織ったテープ)を椅子の枠に張り、硬いS10000(10kg)のチップフォームで三角状に加工して土手を作る。 (赤スポンジも使われていた) 中硬のチップフォーム(S7000)と良質のウレタンフォーム(比重0.03以上のもの)で型作り加工したものを詰め物として使う。  現代椅子張りの一般的テクニック。

3、縁の仕上げは2本玉縁 共布地をバイアスに裁断してビニールコードを2本入れ、ミシン加工したものを酢ビ系 接着剤ではりつける。2本目の玉縁との間をタッカー釘で打って仕上げる。

1脚 5〜10万円 5〜10年
一般に市販されている。価格も手頃で購入しやすい

天然素材と道具類です。
道具 材料 詰め物   椅子の張替え 椅子の張り替え 椅子張替

 

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